私は昔からあまり読書をしません。雑誌とかはまあ見ますが、それってあまり活字を見てるうちに入らないですよね。小説などをバリバリ読む習慣は全くありません。新聞もとっていません。
そんなわけで文字を読むのはもっぱらネット記事になるわけですが、最近どうにも長文記事を読まなくなってきたことに気づきました。これは私に読書する習慣がないからかな、と最初は思っていたのですが、最近特にその傾向が顕著なので、それだけが理由とも考えにくいのです。
これってひょっとしたら今後のブログ運営にも関係することなのでは?と思い、ちょっと自分なりに考察してみることにしました。
ネットとスマホが普及し、大量の情報を誰もが得られる時代に
現在はインターネットとスマホが広く普及し、例え子供であってもあらゆるニュースやメディア情報を入手することが可能になりました。
昔であればTVか新聞という人が多かったと思います。今でもそれが情報源であることには変わりないですが、メインストリームは確実に「ネット」に変わってきたのではないでしょうか。
個人的にネットの一番大きなメリットだと思うのが、「プロじゃない素人でも手軽に情報発信ができるようになった」ってことです。私がこうやってブログ書いてるのもその恩恵ですからねw
これにより、今までとは桁違いの量の情報があふれることになりました。内容はもちろん玉石混交なのですが、量は質に勝ります。SNSの台頭とも相まって、素人が書いた記事がマスコミ以上の反響を得ることも全く珍しくなくなりました。
情報量が膨大過ぎて1つの情報に時間がかけられない
ここまで情報が氾濫してくると、読み手としても情報の選別が必要になってきます。全てに目を通すことは不可能だからです。最近、スマホのニュースアプリやキュレーションアプリが非常に人気があるのもこれが理由だと思います。
そんな状況なので、1つの記事に長い時間をかけて読む人が減ってきていると考えられます。そんな人向けにPocketなどの「後で読む」サービスが生まれてきたわけですが、それはどちらかというとギークな人達が使うものです。一般の人はなかなかそこまでしないでしょう。
するとどうなるか。最後まで読みきれなくなった記事は「読み捨てられてしまう」のです。
- スキマ時間できたし、ちょっとニュースチェックしよう
- 読み始めたけど長いなこれ。
- うーん最後まで読むのめんどくさい。次の記事いこう
こういう流れになってしまうわけです。なんせ、この記事逃したって次々に面白そうな記事、興味ありそうな記事が待ち構えてくれてるわけですからね。
読み捨てられることへのブロガーの対策
この現象を読み手ではなく書き手であるブロガーの立場から考えるとどうでしょう。一生懸命時間をかけて書いた記事が、ろくに目を通されずあっという間に読み捨てられていくのです。これは悲しいです。
そこで、私なりに考えた「ブロガーができる対策」を書いてみます。
無意味な長文を書かない。内容をコンパクトに、濃密に
長い文章を最後まで読んでもらえないなら短くしましょう。これまで書いていた文章から贅肉をそぎ落とし、ひたすら冗長を排し、自分の主張をコンパクトにまとめる。これからはそういうスキルが必要になってくるのではないでしょうか。
オリジナルな記事を書く
これだけメディアや個人ブログが増えてくると、皆が同じようなニュース記事を書いても差別化できません。ニュース紹介するにしても、あなただけの「オリジナリティ」が必要です。
単なる紹介にとどまらず、それが起こるとどうなるのかなどの考察や面白いネタを盛り込みましょう。
タイトルと導入部分により一層気を使う
ブログにおいては、これまでもタイトルは大切なのでよく考えて!いうのは鉄則でした。
今後は、それに加えて記事の導入部分でどれだけ読み手を惹きつけるか?も重要になってくるでしょう。
導入部分で「つまらない」と判断されたらもう最後まで読んでもらえません。この記事を読むとどんな情報(≒メリット)が得られるのかを端的に読み手へ伝える必要があります。
まとめ
- スマホで読むことが一般化し、長文記事が読まれにくくなっている
- 数多ある情報の中から読んでもらえるための工夫が必要
一つ勘違いしないで欲しいのが、ここで書いたのはあくまで「記事を目にしたその場で読み捨てられないためにどうすればよいか」という観点から書いているということです。
情報を自ら探している「検索ユーザー」にとっては、ボリュームのある記事が有効なのは間違いないです。どちらかに偏ることなく、バランスよく記事を書くのが理想的だと考えます。
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