ブログやってる人ならイヤでも気になるGoogleアドセンスの収益。私も「これが主目的じゃないんだ…!」と思いつつも、やはり毎日チェックしてしまいます。
今回は、アドセンス収益をさらにアップさせるためには「テスト」を使うといいよ!って話をしたいと思います。
全然難しくないので、収益アップを考えてる人は必見です!
アドセンスのホーム画面にアドバイスが表示されていることに気づく
ほぼ日課となってしまっているGoogleアドセンスのチェック。いつものようにホーム画面を開いたら、なんか見慣れないメッセージが。
小さくてわかりにくいかもしれませんが、Googleさんからアドバイスみたいなのが書かれています。
「広告ユニットの背景と枠線には同じ色を設定してください。」
ふむ。そう言えば私のアドセンス広告は同じにしていなかったような気がします。
んで、その下に「テストを作成」というボタンがあります。何これ?と思いつつ、クリックして見ることに。
すると、「テスト(ベータ版)」の画面になりました。
テスト名は勝手に「(広告名)の周囲に表示される枠線を削除」と入力されています。よくわからなかったので、とりあえず何も変えずに「テストを開始」ボタンを押します。
やったことはこれだけです。この操作をするだけで「テスト」を開始できたのです。
簡単な設定でアドセンス広告の「A/Bテスト」が実行できる
とりあえず私がやった操作を一気に見てきましたが、ここでちょっと詳細に説明しますね。
まず何をやったのかというと、アドセンス広告の「A/Bテスト」を設定したのです。
A/Bテストって?
A/Bテストって何?って人。説明しましょう。(ググっただけですが)
A/Bテストとは、異なる2パターンのWebページを用意し、実際にユーザーに利用させて効果を比較するテストのこと。Webページのデザインやレイアウト、サイト内導線の最適化をはかるために用いる。split testing、ABスプリットテスト、スプリットランテストということもある。
※A/Bテスト とは – コトバンクから引用
説明にはWebページとありますが、これのアドセンス広告版をやるってことです。
今回の例でいうと、「背景と枠線が同じ色の広告」と「背景と枠線が違う色の広告」を用意し、どちらの広告のほうが効果が高いか?をテストするということです。
テストはどのように設定するの?
私は前述のとおりGoogleさんに勧められるがまま設定しちゃいましたが、全員にこんな表示が出ているのかわかりません。
なので、自分で独自にテストを設定したい!という場合は、アドセンスの「広告の設定」→「コンテンツ」→「テスト」から新しいテストが設定できます。
「名前」は自由に決めましょう。テスト内容がわかる名称にしとくと良いです。
「メモ」はご自由に。
「オリジナル – 広告ユニット」は、テストしたい広告を選びます。注意書きに書かれているとおり、一部の広告ユニットはテストできません(レスポンシブ広告はできないとどこかに書かれていたような…すみません、使ってないのでわかりません)。
「パターン – 広告タイプ」は「テキスト広告のみ」「テキスト広告とディスプレイ広告」「ディスプレイ広告のみ」から選びます。
一般的には両方表示するのが効果が高いと言われていますが、どうせA/Bテストするなら一般論にとらわれずにいろいろ変えてみるとよいでしょう。
「テキスト広告スタイル」は、枠線やフォント、リンクの色や大きさを指定します。
▼こんな感じ。
通常の広告設定と同様ですね。
「トラフィックの割合」については「トラフィックの分割を自動的に最適化する」が推奨されているのでチェック入れたままで良いでしょう。
チェックを入れておくと、「多腕バンディット方式」という私には全く理解できない統計モデルに応じて広告表示してくれるみたいです。
どうしても1:1で表示させたいんや!みたいな人はパーセンテージを変えられるのでやってみてください。
以上でテスト項目の設定は完了です。「テストを開始」をクリックすればテストが開始されます。
アドセンスのスクリプトコード張り替えなどは必要ありません。楽ですね!
テストの結果はどんな感じ?
テスト開始したのはいいけど、どんな結果が出るの?というのは気になるところです。
私がしばらくテストした結果をご覧ください。
「広告のテスト」→「コンテンツ」→「テスト」を辿っていきます。
すると、テスト中の広告一覧が表示されます。
注目すべきは「概要」と「信頼度」です。
「パターン優位」であれば、元々掲載していた広告より、テスト用に設定した広告のほうが有効性が高い(=収益が上がりやすい)ということです。
その逆の「オリジナル優位」だと、元々掲載していた広告のほうが収益性が高いということなので、わざわざデザインなどを変える必要はないということになります。
「信頼度」ですが、これが低いうちはA/Bテストの信ぴょう性が高くないことを意味します。Google的にはこの信頼度が95%を超えるまでテストすることを推奨しています。
上記の図でいうと、2つのテストのうち上側のテストの信頼度が95%を超えているので、テストを終了させてみます。
テスト名をクリックするとこのような画面になります。
ここで各種数値を確認しましょう。この場合、収益(RPM)が80%以上上がっていることが認められ、信頼度も高い数値となっています。なので、このパターンを採用します。
これ、地味にすごいですよね…今ちょっと私のブログはページビューがガクンと落ちているのですが、アドセンス収益が横ばいか(少しだけ)上がっているのはこのテストのおかげだと思います。
なお、表示回数も「パターン」のほうが3倍弱多く表示されていました。収益性の高い広告設定のほうをを優先的に表示してくれるようです。
これでテストが完了しました。でもこれで終わり…ではありません。
今回収益性が高くなることが認められた設定を、現在の設定に反映してやらなければいけません。これは自分でやらないといけないようです。
今回できるのは「より収益性の高い広告設定をテストすること」であって、その結果効果のあったパターンを自動的に採用してくれるわけではない点に注意してください。
テストに関するよくある質問
この「テスト」について、よくある質問が掲載されています。
気をつけておく点をいくつかピックアップしますね。
Q. 広告コードを変更する必要がありますか?
A. テストを実施する際に、広告コードに変更を加える必要はありません。
テストするために広告コードを変更する必要はありません。
Q. テストにかかる期間
A. テストを終了するタイミングはご自身で選択できます。優位なパターンを選択するには、いずれかの信頼度(5 つの青いドットで示されます)が 95% 以上になるまで待つことをおすすめします。テストしている広告ユニットに対するトラフィックの量に応じて、テストは数日で終わる場合や、1~2 か月かかる場合があります。
これはケースバイケースです。私も2つの広告を同時にテストし始めましたが、1つは10日間程度で信頼度が95%を超えたものの、もう1つはまだまだ全然信頼度が高くなっていません。
そのサイトのアクセス数や広告配信数などに左右されるので、時々信頼度をチェックするしかなさそうです。
Q. テスト パターンの掲載結果が元の広告ユニットよりも低かった場合
A. テストでのトラフィック分割を自動的に最適化している場合は、掲載結果の高い方のパターン(この場合なら元の広告ユニット)にトラフィックが多く割り当てられるようになります。
トラフィック分割を自動で最適化するのをオススメするのはこれが理由です。効果の低い広告をたくさん表示してしまうのは機会損失ですからね。
まとめ
- Googleアドセンスは、デザイン周りのA/Bテストができる
- テスト結果が良かったら、自分で広告設定を変更する必要がある
あなたもA/Bテストやって収益を上げてみませんか!?
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