Googleアドセンスの「リセラープログラム」というのをご存じでしょうか?
私のブログを愛読してくださっている人なら気づいていたかもしれませんが、少し前から私のブログはこの「リセラープログラム」認定パートナーに支援いただいて広告を配置しています。
開始して約半年くらい経過したので、ここらで利用した感想などをまとめておきたいと思います。
気になる人はすごーく気になると思うので、良かったら続きをどうぞw
Googleアドセンス リセラープログラムとは
まずはリセラープログラムを知らない人向けに簡単に説明を。
Google AdSense リセラープログラムは、ウェブサイトの収益化に関するコンサルティングサービスを提供されている事業者様や、ウェブ制作会社様など、多数のサイト運営者様と関わりのある企業様が、日本国内におけるGoogle AdSense の提案・販売活動を行うための支援プログラムです。
私は最初勘違いしていたのですが、Googleアドセンスの提案・販売活動などをやっていいよ!というのをGoogleが企業に対して正式に認めることを指すのであって、例えば大手ブログサイトがアドセンス広告を質的・量的に優先して貼れることを指すのではありません。
なので、正確には「リセラープログラムに参加中の企業から、アドセンス広告に関するアドバイスや支援などをしていただいている」という表現が正しいです。私もこれに該当します。
リセラープログラムを利用するメリットは?
さて、リセラープログラムを利用すると、ブロガーにはどのようなメリットがあるのでしょうか。
実はあまり詳細なことを言えないので、私はこうだ、というのではなくあくまで一般的に…という話ですが、以下のようなメリットがあると言われています。
通常より多くの広告が掲載できる
通常、アドセンス広告は1ページに3つまでしか掲載できません(リンクユニットはのぞく)。しかし、大抵の場合はそれが増枠され、4つ以上掲載できるようになります。
アドセンス広告の配置についてアドバイスがもらえる
リセラープログラムに参加している企業というのは、いわばGoogleに認定された「アドセンスのプロ」ですから、効果的な配置やサイズ、逆にNGな貼り方といったノウハウを有しています。
そういったノウハウにもとづき、自分のブログに応じたアドバイスがもらえるようになります。
高単価広告を優先して配信してもらえる
通常よりクリック単価の高い広告を優先して配信してもらえます。
上記はあくまで一般的には、の話です。私がそうだったわけではありません。私の場合どうだったのかは後述します。
逆にデメリットは?
そんなにメリットあるならやらなきゃ損じゃん!と思うかもしれませんが、もちろんデメリットもあります。
収益の20~30%程度手数料としてとられる
リセラー企業もボランティアでやってるわけではないので仕方ありませんが、手数料を取られます。その割合は収益の20~30%程度と言われています。
なので、リセラープログラムを利用しても20~30%以上収益を伸ばさないと、実質的な収益は減ってしまうことになります。
アドセンス管理画面をリセラー企業と共有しないといけない
仕組み上、アドセンス管理画面をリセラー企業と共有することになるため、複数のサイトやブログを運営している人は、それが全て筒抜けになります。まあ別に何も言われないとは思いますが。
リセラープログラムを利用した感想
上記のようなメリット・デメリットを考慮した上で、私はリセラープログラムを利用してみることにしました。約半年ほど利用した感想を挙げてみます。
収益は期待するほど伸びない
高単価な広告をたくさん掲載できるんだから収益爆増じゃ!?と思うかもしれませんが、まーそんなことはありません。微増です。やはり手数料負担は重くのしかかります。
手数料がなかったら目に見えてアップした!と言えるのですが、そんなに世の中甘くないですね。
ちなみに、リセラープログラム導入前6ヶ月と、導入後6ヶ月で1PVあたりの収益額を比較してみました。
▼こんな感じ。縦軸が1PVあたりの収益、横軸が月です。
1PVあたりの収益は、導入前に比べて約9%アップという結果でした。この結果を導入したからアップしたと見るか、誤差の範囲と見るかは意見のわかれるところです。
ただ、(導入前と比べると)高い数値で安定してきたという意味では、一定の効果があったと考えています。
通常は作成できない広告ユニットが利用できる
例えばスマホの画面下部に表示されるオーバーレイ広告は通常は作成できない広告サイズです。
しかし、リセラー企業はそんな広告タグも普通に用意してくれました。これには少し驚きましたね。
ただ、それが直ちに収益アップに繋がるかというとそうでもなく、クリック率が特別よいわけでもありません。
この辺は選択肢が増えるだけちょっといいかな、という程度です。
広告タグはリセラー企業に準備してもらう必要がある
新たな広告を配置したいと思っても、リセラー企業経由で広告タグを作成してもらう必要があるので時間がかかります。
企業や広告の数にもよるとは思いますが、私の場合は一週間程度~はかかったとおもいます。
通常のようにふと思い立って自分で作成・配置完了…というのは不可能です。
アドバイスはこちらから聞けばしてくれる
一般的に言われている「広告配置に関するアドバイス」は、こちらから尋ねればしてくれるというスタンスでした。
例えば毎月レポートしてくれて、ここをこう修正してみてはどうですか?みたいな提案は全くありませんでした。
もっとPVが多いブログ(≒リセラー企業へ手数料を多く支払っているところ)だとまた違うのかもしれませんけどね。
正直、ここはもう少しサポートしてほしいところです。
アドセンス管理画面に表示される収益は手数料を引かれた金額
リセラープログラムを利用した場合も、通常と同じようにアドセンス管理画面にて収益が確認できます。
ここに表示される収益額は既に手数料が差し引かれた金額だということを、リセラープログラムを始めて数ヶ月後に気づきました。
最初、ここから20~30%引かれたら収益下がるじゃないか…と思いましたが、その点はちょっとホッとしました。
高単価広告なのかは?
高単価な広告を優先して配信してくれるというウリ文句があったのですが、導入前に比べてCPCは確実に低下しました。
ただ、これは前述のとおり手数料が引かれた金額なので、それを考えると…うーん、別に上がっても下がってもいないような感じです。
Googleからの警告はなかったので助けてくれるのかは?
リセラープログラムを利用するメリットとしてよく言われるのが「Googleアドセンスのアカウント停止の警告がきたときに助言してくれる」という点です。
この点は私が警告を受けなかったので、助言してくれるのかどうかは不明です。警告されたときに、自分から問い合わせれば相談には乗ってくれると思いますけどね。
リセラープログラムを利用してみたい人はお問い合わせ
ここまでの話を受けて、「自分もリセラープログラム利用してみたい!」という人は、自分から認定パートナーに問い合わせてみてはどうでしょうか。
ちなみに私はリセラー企業の方から連絡をいただいて開始しました。
ある程度のアクセス数があるサイトならわりと声がかかるみたいなので、気長に運営してればそのうち声がかかるのではないかなーと思います。
まとめ
Googleアドセンスのリセラープログラムを利用してみた感想をご紹介しました。
やってよかったかどうか?と聞かれれば、私はやってよかったと思っています。 ほんの少しですが収益は上がり、こうやってブログのネタにもなりましたしねw
ただ、ブログからお金の匂いがしすぎるのはちょっと…という人もいるでしょうから、そこは自分のブログの運営ポリシーを考慮して検討してみてくださいね。
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