かつてはNexus7(2012)を所有していましたが、端末整理のタイミングで売却して以来、タブレット端末は久しく触っていませんでした。
そんな折、GEARBESTさんよりタブレット端末を提供いただけることになり、久しぶりに使ってみることにしました。
今回は、タブレット端末Onda V820wのレビューをしたいと思います。
なんとこれ、AndroidとWindowsの2つのOSが使えちゃうタブレットなのです。
Onda V820wのスペック・技術仕様
Onda V820wのスペックは以下のとおりです。(数値、画像は全てGearBest.comより引用)
ブランド: Onda
OS: Android 4.4,Windows 10
Core: 1.3GHz,Quad Core
RAM: 2GB
ROM: 32GB
外部メモリ: microSDカード(128GBまで)
Wi-Fi: 802.11b/g/n(3G/4Gは未対応)
画面の解像度: 1280 x 800 (WXGA)
背面カメラ: 2.0MP
フロントカメラ: 0.3MP
製品サイズ: 20.70 x 12.30 x 0.90 cm
製品重量: 334g
Ondaというのは初めて聞いたメーカーですが、中国の企業のようですね。
日本では中華タブレットと言われている商品になりますね。
スペック的にはミドルレンジといった感じでしょうか。
ただし、価格がめちゃくちゃ安いのです。
Onda V820w Windows 10 + Android 4.4 Tablet | GearBest.com
記事を書いてる時点で75ドル程度なので、1万円切ってます。
Onda V820w開封の儀
なにはともあれ、届いた商品を写真で見てみることにしましょう。
▼ダンボールから取り出したところ。箱が既に汚れているのは海外から輸入したからなのでしょうか。
▼箱から取り出したところ。
タブレット本体、microUSBケーブル、簡単な説明書など。
▼本体。保護フィルムが貼られています。
▼本体の右側側面。
電源ボタンとボリュームボタン。まあオーソドックスな配置ですね。
▼本体の左側側面。microSDカードスロットがついてます。
▼本体上部。
左からmicroUSBスロット、micro HDMIスロット、そしてイヤホンジャック。
▼裏側。表面は指紋のような模様になっています。
▼とりあえず起動。おお、Windows10が立ち上がった!
▼端末下部のWindowボタンを押すとスタートメニューが表示されます。
中国語と英語が混ざった感じ。もちろん設定で日本語に変えられます。
▼Androidに切り替えてみます。
▼見慣れたAndroidの画面が表示されました。
消せないアプリが結構あります。どうも中国語で書かれたアプリはいいイメージがしないんですよね…。
消せるアプリでいらないものは速攻アンイストールしました。
また、この端末独自のホーム画面アプリ?のせいなのかわかりませんが、フォルダ化できないアプリがいくつかあります。
このあたりの独自仕様はやめてほしいですね。
▼設定画面。うん、英語。まあ大体わかりますけどね。
▼ちょっと光で反射しちゃってますが、ステータスバーをスワイプして表示されるメニューの「OS SWITCH」でWindowsに切り替えられます。
Onda V820wを使ってみた感想
Windows10はモバイル用OSとしては成熟していない
Windows8から劇的にUIが変わったWindowsですが、Windows10も基本的にはWindows8の進化版と言えます。
で、そのモバイル版がこのOnda V820wにインストールされています。
Windows10を初めてモバイルで使ってみたのですが、基本Windowsなのでどこをクリック(タップ)すればどうなるのかは大体想像がつきます。
しかしながら、パソコンでは全然気にならなかった操作感が、タブレット端末でタッチ操作するとなるとどことなく使いにくさを感じるんですよね。
例えば開いたウインドウを閉じるには右上の×ボタンをクリックすればよいのですが、マウス操作でクリックは気にならないのに、タップで同じことをしようとすると指を右上に持っていくのがダルく感じます。
慣れもあるのでしょうが、普段パソコンでWindowsを使い慣れている分、タブレットのWindowsだと違和感を覚えてしまいます。
処理速度はちょっともっさり
ハードウェアのスペック的には最新機種より1~2世代程度前の機種と同レベルの本端末ですが、Windowsでアプリを起動するときはちょっともっさり感があります。
ダブルタップでアプリを起動するのですが、「ん?これ起動してる?ちゃんと押せてないのかな?もう一回やるか」ってやってブラウザを複数立ち上げてしまうことがしばしばありました。
ブラウジング程度なら問題ありませんが、複数のアプリを起動してなんだかんだ作業するのは厳しい印象です。
Androidだと至って普通の使い心地です。ちょっとOSが古くて4.4です。超ヌルサク!ってわけではないですが、それほどストレスを感じることはないでしょう。
解像度はやや荒いが許容範囲
解像度も1280×800(WXGA)というちょっと物足りないスペックです。
現在のスマホ・タブレット界隈ではもはやフルHD以上が当たり前とも言えるくらいなので、それと比べると荒いという印象は拭えません。
普段使っているNexus6の高精細解像度に慣れてしまっているので、その後でこのタブレットを見るとなんかぼやけてるなーと感じます。
ただ、画面サイズが8インチということもあり、文字が潰れて見えないということはありません。まあ実用には耐えうるレベルですね。
▼WindowsのChromeでdマガジンを閲覧したところ。大画面なので見やすいです。
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OSの切り替えはワンタッチ。約1分くらいで切り替えられる
Android<=>WindowsのOS切り替えはそれぞれボタンが用意されています。
切り替えは大体1分くらいかかります。これを長いと感じるか短いと感じるかは人それぞれですが、私は意外と早いなーというのが率直な印象です。
スマホで普通に再起動したら1分じゃ終わらないですからね。
まとめ
以上、デュアルOSタブレットOnda V820wのレビューをお届けしました。
少々辛口なコメントが多くなってしまいましたが、この価格でデュアルOSタブレットが手に入ると思ったらコスパはかなり高いと言えます。
最初は物珍しくてWindows10ばかり使っていましたが、タブレットとの親和性は現時点ではAndroidのほうが上だと感じたので、結局Androidばかり使っています。
でもWindowsタブレットだけあってこれまでパソコンでしか使えなかったアプリが使えたりする(使えないのもある)ので、どうしてもパソコン作業をやりたいけどパソコンが手元にない…ってなときの急場しのぎには使えると思います。
久しぶりのタブレットなので、いつもとは違う用途に使えないか検討してみたいと思います。
気になる方はこちらのGEARBESTさんからどうぞ。
Onda V820w Windows 10 + Android 4.4 Tablet | GearBest.com
Amazonでも売ってますが、少々高いですね。
レビューを見ると速度面も十分な意見もありますが、そうかなあ?
CPUがパワーアップした後継商品もあるようです。でもデュアルOSじゃない(Windowsのみ)みたい。
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