私は格安SIMを利用しているのですが、先日、これまで利用していたFREETEL(フリーテル)からmineo(マイネオ)にMNPしました。
FREETELは契約当初は良かったのですが、通信速度チェックアプリで示すような速度が体感できないことや、情弱ユーザーを鴨にするような販売方法に嫌気がさしてきたのでMNPすることにしました。
MNP先はいろいろ迷いましたが、ネットでの評判が良かったmineoにしました。通信速度はそこそこですが、極端に遅くなることもあまりなく、mineo独自のサービスもあったり、企業としての安心感もあり、全体的には満足しています。
今回はmineoを使ってみた感想を中心にお届けしたいと思います。
mineo(マイネオ)とは
mineo
mineoは、ケイ・オプティコムという関西電力系列の電気通信事業者・小売電力会社が提供する格安スマホ・格安SIMのサービスの総称です。
特徴としては、docomo系・au系の両方のラインナップがあることと、格安SIMとしては信頼性が高く、ネットでの評判も上々といった点でしょうか。
正直、最近の格安SIMは料金面ではどんぐりの背比べ状態になっており、格安SIM同士で料金を比較して乗り替える必然性がなくなってきています。
となると、後はどこを重視するかということになりますが、ここで私は「信頼性」を重要視しました。そこそこの通信速度を、ストレスなく使えるようにしたい。それが私の希望でした。
実際、mineoにMNPしてどうだったのかは後述しますが、今のところ満足しています。
FREETELからmineoにMNPする方法
簡単ではありますが、FREETELからmineoにMNPする手順をご紹介します。
FREETELでMNP予約番号を取得する
まずはFREETELにてMNP予約番号を取得しましょう。やり方は下記にまとめています。
FREETEL(フリーテル)から転出する際のMNP予約番号を取得する方法。マイページから申し込みできます
Amazonでmineoのエントリーパッケージを購入する
MNP予約番号を取得する前でも良いのですが、Amazonでmineoのエントリーパッケージを購入しましょう。
もちろん購入費用(900円程度)が発生しますが、後日郵送でエントリーコードが届きます。私の場合は購入してから2日後くらいに届きました。
▼こんなのが届きます。エントリーコードは赤枠部分に記載されています。
このエントリーコードをmineo契約申し込み時に入力することで、契約事務手数料3,000円が無料になります。なので、実質2,000円程度お得になるわけですね。
mineoのWebサイトから申し込む
次に、mineoのWebサイトから申し込みを行います。
手順に従ってやっていけば特に問題なく終わるでしょう。身分証明書として、免許証などを写真撮影して画像アップロードする必要がありますのであらかじめ準備しておきましょう。
この前の手順で入手したエントリーコードの入力も忘れずに!
SIMカードが届くのでセットアップする
申し込みから一週間程度(私は3日後くらいに届きました)でSIMカードが届きます。
届いたら、SIMカードと同封されているご利用ガイドに従ってMNP切替作業を行います。ちなみに、MNP切替手続きは9:00~21:00の時間帯しかできないのでご注意ください。MNPではなく、データ通信のみのプランであれば24時間手続き可能です。
これで無事にSIMカードが利用できるようになります。
mineoを使ってみた感想
mineoを一ヶ月くらい使ってみた感想です。
余ったパケットをフリータンクにためて分け合える。足りないときはパケットをもらえる
mineoの一番の特徴はこの「フリータンク」でしょう。
フリータンク – mineoユーザーみんなでパケットシェア | マイネ王
フリータンクというのは、mineo利用者全員で共有しているパケットタンクのことを指します。
Aさんが月末にパケットが余りそうだから1GBをフリータンクに入れて、別のBさんがそのフリータンクから500MB引き出す、といったことができる仕組みです。
こういう仕組みなので、自分でパケットはためずに、もらう人ばっかりいるんじゃないの?と思いますよね。
実際、そういう人ばかりでフリータンクが枯渇しそうな危機に瀕したこともあるようです。
余りパケット分け合う「mineoフリータンク」枯渇の危機乗り切る ルール変更で「軌道修正」 – ITmedia NEWS
ルール変更で枯渇の危機を乗り切り、2017年7月時点で75TB程度(1TB=約1000GB)のパケット残量となっています。かなり余裕がありますね。
私はどうかというと、様子見がてら100MBだけフリータンクに入れました。引き出したことはまだありません。
mineoの契約プランはFREETELのように段階定額ではなく上限があるので、月末にギガが足りない()状況になったらお世話になるかもしれません。
こういうユーザー同士の助け合いの仕組みがあるのは素敵だし、利便性も増しますね。
通信速度はいたって普通。でも極端に遅いこともあまりない
通信速度ですが、特別速くもなく、遅くもない、ごくごく普通だと感じます。
平日のお昼頃などの混雑時はさすがにスピードは出ません。あくまで私の環境にはなりますが、1Mbpsをちょっと下回るくらいの速度です。
Web閲覧はまあ許容できるレベルで、YouTube動画はちょっと厳しいかな?と思えるくらいです。見れなくはありません。
通信速度チェッカーアプリでも目立った数値は出ませんが、体感速度も大体その数値くらいかなーと思えるくらいなのでまあ納得できます。
FREETELの場合、チェッカーアプリの数値と体感速度が悪い意味でかけ離れていたので、ちょっとうんざりしていました。
ちなみに、mineoは比較的空いてる時間帯の速度はかなり速いです。40~60Mbpsくらいは出ます。
パケット繰越ができる
まあ今どきこれは当たり前なんでしょうが。
定額プランの場合は月末にパケットが余るとものすごく損した気分になりますが、このパケット繰越や前述のフリータンクの仕組みがあるので、損した気分になりません。
フリータンクなんかはむしろ「俺っていいことしてる!」という優越感に浸ることができるかもしれません(笑)。
実はバースト機能もある
公式サイトなどでアナウンスはされていませんが、mineoは実はバースト機能も備わっています。
バースト機能というのは、通信速度が200Kbpsに制限される低速モードであっても、データ通信の最初の一瞬だけ高速通信ができるという機能です。
さすがにこれでYouTube動画を見るのはかなり厳しいですが、例えば比較的軽いテキストメインのWebサイトなんかだと、最初の高速通信で大半のデータが読み込んでしまえるので、あまりストレスなくWebサイト閲覧ができます。
バースト機能は月々の使用パケット量に含まれません。
これにより、月々のデータ使用量上限に達して低速モードしか使えない状態であっても、ある程度ネットサーフィンやSNSも利用できることになります。
上記のフリータンクの仕組みも含めて、いざというときに頼りになりそうですよね。
docomo系、au系のどちらのSIMも扱っている
格安SIMというとdocomo系のみ、またはau系のみを取り扱っている事業者が多いのですが、mineoは両方とも取り扱いがあります。
現在使っているスマホがdocomoであってもauであっても問題なくmineoに移行することが可能です。
キャリアの心配をせずに切り替えられるのは結構大きいなーと思います。
まとめ
というわけで、mineoにMNPして使ってみた感想をご紹介しました。
まだまだ使い始めたばかりなのですが、今のところ満足しています。さらなる高速化や面白い仕組みを期待したいところです。
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