Evernoteプレミアム会員でも大量の動画を一度にアップロードしたら警告が来た。ガイドラインを知っておきましょう

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クラウドメモサービス「Evernote」は多くのかたがご存じだと思います。私も利用していて、有料プランを契約するくらい頼りにしているサービスです。

私は有料プランの中でも「プレミアムプラン」に加入しているのですが、このプランは月間アップロード容量が無制限なのです。つまりどれだけアップロードしてもよいってこと。

で、調子に乗って動画をガンガンアップロードしてたら、、、Evernoteから警告メールが来たのです。

ちょっと焦りました。え、何が起きたの!?。無制限なんじゃないの!?ってね。

今回はこの事の顛末をお話したいと思います。

<2015/08/13追記>

プレミアムプランの月間アップロード容量の上限が、無制限から10GBに変更されました。

最適なサービスに向けて

しかしながら、「無制限」という言葉は非常に強力で、想像以上の混乱と問題を引き起こす結果となりました。容量を無制限にした瞬間から、大量のファイルの保管・バックアップという、これまでと違う用途に Evernote を使い始めるユーザが増えたのです。

(中略)

そこで、アップロード容量を「無制限」ではなく、毎月 10GB の上限を設けさせていただきました。これは既存ユーザの 99.999% のニーズを十分に満たす容量です。もちろん、一般的なファイルサイズは今後、より大きくなることが予想されますので、プレミアム会員の方が安心して快適にご利用いただけるように、アップロード容量も将来的に増やすなど継続的にサービスを改善していく予定です。

やはりというかなんというか、無制限だとバックアップ用途に使う人が増えたようですね。

私としては10GBあれば十分ですし、無制限といいつつ制限されるより、最初から容量を明記してくれたほうが納得がいきます。

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スマホに溜まった動画を一気にアップロードしたら…

事の発端は、スマホで撮った動画をバックアップしてないことに気づいたことです。

私はスマホで撮影した写真をDropboxに自動バックアップする設定をしています。

で、さらにDropboxに保存したデータをEvernoteにも自動保存する仕組みにしています。

これは簡単!スマホで撮影した写真をEvernoteに自動的に保存する方法

ふとDropboxのカメラアップロードの設定を見ると、「写真のみ」アップロードする設定になってたんですね。つまり動画は対象外だったのです。

こりゃもったいない。動画もアップロードすることにしようと思い、Dropboxの設定を変更しました。

すると、、、なんとなく予想つきますかね。

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Evernoteに大量アップロードされて警告メールが届く

Dropboxへの大量の動画アップロードに連動して、Evernoteにも大量の動画データが一度にアップロードされました。

すると翌朝、Evernoteから以下のようなメールが届いていたのです。

お客様の Evernote アカウントで、非常に大量のアクティビティが検出されました。
Evernote に最も適した使い方は、ノートの作成、Web ページのクリップ保存、同僚との共同作業など、生産性向上を目的とした用途です。

弊社サービスをハードディスクのバックアップ保存、ストレージ専用などサポート対象外の用途で使用された場合は、お客様が体験するサービス品質に悪影響を及ぼします。極端な場合、一時的にサービスを使用できなくなる可能性があります。

Evernote の本来の使用法の例につきましては、弊社ユーザガイドラインをご確認ください。今後も Evernote をよろしくお願い申し上げます。

おわ、、、そうなの?アップロード容量無制限だけど、サポート対象外の使い方をしたらサービス停止される可能性もあるだと??

しかし、そもそも「サポート対象外の用途」って何なのよ?そんなのあること認識してなかったぞ。

というわけでEvernoteのガイドラインを参照してみました。

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Evernoteの本来の使用法

ユーザガイドライン | Evernote

ガイドラインには以下のような内容が書かれていました。

本来の使用法に合致しない、ハードディスクのバックアップ保存などには、Evernote を利用しないこと。 Evernote は、仕事効率化・生産性向上の為に設計・構成されており、いくつかの具体的な使用方法を想定しています。想定している具体的な使用方法は例えば、ノートの作成、Web ページのクリップ保存、画像の撮影および保存、タスク管理、共同作業やメッセージ交換、そして文書の共有など、現代社会での働き方の中核を成す行為や活動です(そしてこれらを、「本来の使用法」と呼びます)。Evernote は、クラウド型のバックアップ、ファイルの自動同期システム、またはストレージ専用のサービスとしては設計されていません(これらを「サポート対象外の使用法」と呼びます)。サポート対象外の使用法の例としては、ハードディスクの自動バックアップ、メディアライブラリの格納、メールやファイルの自動保存、または大量のファイルの保管のみを目的とした使用などが含まれます。これらの用途に本サービスを利用された場合には、ユーザ本人および他のユーザが体験する Evernote のサービス品質が著しく低下する可能性があります。ユーザが体験する Evernote のサービス品質は、みなさまが「本来の使用法」に従って Evernote を利用してくださることに依存しています。

今回はこの「サポート対象外の使用法」なのではないかということで警告メールが来たのだと予想されます。

んー、でもなあ。容量無制限アップロードなら誰でもこういう使い方を考えると思うんですけどね。

それをされるのが嫌なら無制限にせずに、Evernote側が許容できる容量を上限にすればいいのに…と思ってしまいます。

元々、ガイドラインをよく読まずに使ってた私も悪いんですけどね。

また、これは私が拡大解釈し過ぎなのかもしれませんが、テキストだろうが画像だろうが動画だろうがなんだって気にせずに放り込めるのがEvernoteの魅力だと思うんですね。

それをある意味制限かけるっていうのは、Evernoteの利用価値を下げてしまうことにもつながると思うのですが。

もちろん、ガイドラインのほかの項目に書かれている「あらゆる違法または不正行為を幇助するような目的で Evernote を利用しないこと」みたいな内容のものは論外だと思いますけどね。

まとめ

Evernoteにガイドラインがあることを、今回の件で初めて知りました。そういう意味では勉強になりましたね。

ただ、動画を保存する行為がNGという認識はしていません。あくまで「ハードディスクのバックアップ的な用途」としての利用はNGだと理解しました。

なので、常識的な範囲で私的データを保存するのは当然やっていいことの範疇だと考えています。

でもストレージ的に使ってる人は結構いるんじゃないかなあ。特に私のようにプレミアムプランの人は。だって容量無制限ですもん。なんでも保存したくなりますよね。

でもそう思う気持ちをぐっとこらえて、ガイドラインに書かれている内容に即した使い方をしましょうね。

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