私が何かを書いたり人に伝えたりするときは「3つ」を意識しています。ブログでもそうです

今回は私は普段心がけているというか意識していることについてご紹介します。それは、「何かを書いたり人に伝えたりするときはとりあえず3つにしとけ」ってことです。

はぁ？何それ？って思った方。正しい反応です。これだけでわかったら空気読めすぎです。

これはブログを書くときにも私が意識していることになります。

気になった方は続きを読んでみてください。

言いたいことが多すぎると伝わらない

さて、「3つ」とは何を表しているのでしょうか。私が言いたいのは「何かを列挙したり、例を提示するときに意識しておきたい数」という意味になります。

仕事でもプライベートでも何でもいいのですが、一度に数多くのことを言われると全然頭に入ってこないと感じませんか。

私の記憶力がないだけかもしれませんが、一度の説明で10個のことを話されても覚えられません。1つや2つでも記憶にあればいいのですが、そういうときは大抵どれも頭に入っていません。

悪気はないのですが、「そんなたくさん言われても困る」というのが正直な気持ちなんですね。

じゃあなぜ3つなの？というと、別に何か根拠があるわけではありません。なんとなくキリがいいからです。

おいおい、根拠ないのかよ！と突っ込まれると思いますが、「感覚的にキリがいい」というのは結構重要だと思っています。感覚的に覚えやすいのって特別な工夫や仕組みが不要ってことですからね。

実際、世の中には3つの括りになってるものが多いと思いませんか？世界3大○○とか、3つのコースやプランから選ぶだとか、仏の顔も3度までとか。最後のは関係ないか。

1つじゃ説得力がない、2つじゃ少ない、3つであれば無理なく覚えられる。「3」って絶妙なサイズ感だと思うんですよね。

直感的にちょうど良いと思えるサイジング。これ、なにげにすごく大事だと思います。実は「3つ」という数字は人間の深層心理に訴える何かがあるんじゃなかろうか。いや知りませんけど。

元々、人間の頭ってそんなにたくさんのことを一度につめられるようにできてないと思っています。

一時的な記憶としては覚えられるかもしれませんが、内容が理解できた上で覚えられているのかはかなり疑問です。もちろんできる人もいるんでしょうけどね。

聞く側がそんな感じであれば、伝える側は数を絞りこむ努力が必要です。多くの伝えたい事柄の中から厳選するわけなので、当然1つ1つの内容は重要なものだけに限定されます。

というか、要点って本来そういうものですよね。どれも大切だからと言って全部伝えようとするのは要点とは言えません。

2chで見られる「今北産業（今来たので内容を3行でまとめて、という意味）」なんて、読み手の気持ちがモロに出ている言葉ではないでしょうか。

私が愛用しているニュースアプリ「LINEニュース」や「Vingow」も3行要約になっています。

言いたいことは何なのか？要点を極限まで追求し、ムダを削ぎ落として出来上がった文章のほうが相手に響き、伝わるものです。

そんなわけで、私はブログを書くときにも「3つ」という数字を意識しています。

アプリ紹介の記事を書くときを例に考えてみます。

紹介するアプリのメリットやデメリットをよく書くのですが、どんなに言いたいことがあっても「3つ」以上は極力書かないようにしています（すみません、絶対とは言えないですが、最近書いた記事はほぼそうなっていると思います）。

アプリ紹介なんかは細かく書き始めたらキリがありません。でもあまりに長い記事は書くのも大変ですし、読み手も途中で読むのがイヤになります。スマホが主流になってきた最近は特にそうです。

なので、特に読者に伝えたい部分だけを厳選し、3つ以上になったら思い切って省略します。そのほうが結果的に読み手の印象にも残ると思うのです。

他にも、記事最後のまとめの箇条書きを3つにしたり、自分で選んだ関連記事も3つまでにしたりしています。

もちろん、量が必要なまとめ記事なんかはこの限りではありません。ボリューミーなほど読者には喜ばれます。そこは目的に応じて使い分けですね。

実はダラダラ長文を書くよりも、内容を3つに厳選するほうが頭を使うし時間もかかっています。

読み手のことを全く意識しないならつらつら長文書くのもありだと思いますが、大半の読み手はそんなに時間をかけて記事を読んではくれません。

読んでもらおうと思うなら「要約力」を身につける必要があります。私もまだまだ精進しなければ！

本間正人,浮島由美子中経出版 2008-11-01

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