Androidには、iPhoneでいうところの「iTunes」のようなソフトウェアが存在しておらず、母艦となるPCにバックアップを取る作業が地味に面倒です。Googleさんが勝手にサーバに保存してくれているとは言いますが、それでも撮影した写真などはおそらくバックアップされていません(すみません、リストアしたことないので未確認です)。
そこで、超絶便利な2つのアプリを使って、完全自動バックアップしてくれる環境(もちろんワイヤレスでね!)を構築したいと思います。
インストールしているアプリをバックアップする「アプリ自動バックアップ」
方針は以下のとおりです。
- インストールしているアプリをローカル(スマホ内)にバックアップ
- 1.でバックアップしたファイルをクラウドやPCにコピーまたは同期
まずはインストールしているアプリのapkファイルをバックアップしてくれる 「アプリ自動バックアップ」を使用します。
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使い方は簡単です。バックアップしたいアプリにチェックを入れ、手動バックアップをタップするだけです。
自動じゃないじゃん!と思った方、ご安心を。これは最初だけです。2回目以降はインストール時に自動的にバックアップされるように設定できます。保存場所、バックアップ世代も設定しておきましょう。
これでバックアップファイルが作成できました。では、今回のキモである、PCやクラウドにデータをバックアップする手順に移ります。
「FolderSync」で各種クラウドやLAN環境下のPCに保存する
このFolderSyncがめちゃくちゃ便利。このアプリで自動バックアップを実現します。無料版もありますが、有料のでないと十分に活用できません。それくらいの価値はあります。
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まずはバックアップ先を設定しましょう。アカウントから、バックアップ先のアカウント情報を登録します。私はDropboxと自宅NasのSamba(わからない人はWindowsのファイル共有などで調べてみてね)を設定しました。
ちなみに、公式説明によると、以下のようなサービスやプロトコルに対応しているそうです。
現在、SkyDrive・Dropbox・SugarSync・Ubuntu One・Box.net・LiveDrive・HiDrive・Googleドキュメント・NetDocuments・Amazon S3・FTP・FTPS・SFTP・WebDavまたはWindows共有(Samba / CIFS)のアカウントや、その他の複数のプラットフォームがサポートされる予定です。
次に、バックアップ方法の設定です。さくさく入力していきましょう。
- アカウントには先ほど設定したアカウントのどれかを入力
- リモートフォルダはバックアップ先のフォルダを指定
- ローカルフォルダはバックアップ対象のフォルダを指定
- 同期タイプは「ローカルフォルダ」「リモートフォルダ」はそれぞれ一方通行のコピー(一方を消してももう片方は消えない)、双方向同期は完全に同期されます。同期が便利に感じますが、当然ながらローカルで削除するとバックアップ先も削除されます。
- 「スケジュールされた同期を使用」をチェックすると、自動同期が実現できます。
他にももろもろオプションがありますが、お好みに設定してください。ただ、「Edge/3G/4Gを使用」は、少量データであればよいのですが、大量データだとパケット使用量がかさむのでご注意を。
これで設定は完了です。設定したスケジュールに応じて同期が開始されます。更新ボタンをタップすることで手動で同期させることも可能です。
見事に完全自動バックアップが実現できました!
まとめ
AndroidにはiCloudのような自動バックアップ機構がないですが、アプリやOSの自由度の高さで同等のことが実現できます。ぜひ試してみてください。