Chromeブラウザが優れているのは、拡張機能で機能アップすることができる点というのは誰もが認めるところだと思います。
実はChromeには、Chrome拡張機能とよく似ているものとして「Chromeアプリ」というものが存在します。
利用する側からするとあまり違いを感じないのですが、実は似て非なるものなんですね。私も最初は理解できておらず、混同していました。
今回はChrome拡張機能とChromeアプリの違い・特徴についてご紹介したいと思います。
Chrome拡張機能とChromeアプリの違い
まず、Chrome拡張機能の特長を見てみましょう。
Chrome拡張機能の特長
- Chromeブラウザを起動しないと使えない
- ネットに接続していないと使えない
- Chromeブラウザの拡張機能バーに表示され、そこから起動する(あるいはバックグラウンドで動いている)
次にChromeアプリの特長を見てみます。
Chromeアプリの特長
- Chromeを起動しなくても使える
- オフライン環境でも使える
- ネイティブアプリのようにアプリアイコン(ショートカット)から起動する
ざっくり言うと、Chrome拡張機能はあくまでChromeブラウザが主であり、足りない機能を補填するという特性なのに対し、Chromeアプリはそれ単体でアプリのように振る舞うのが大きな違いです。
どちらがいいの?
じゃあChrome拡張機能とChromeアプリはどっちがいいの?と思ってしまいますが、私はどちらかがいい、と単純に比較できるものではないと考えます。
というのも、拡張機能とアプリはそもそも片方しか用意されていないものが多く(Chromeアプリはわりと最近になって出てきたという背景もある)、選択の余地がないというのが理由の一つです。
また、両方用意されていても大抵の場合使い方が異なるため、そもそも比較することに意味がないというのが二つ目の理由です。
インストール・アンインストールの仕方はどちらも同じ(Chromeウェブストアからインストールできる)なので、利用者側がどちらを使っているのか・使うべきなのかを意識することはないでしょう。
自分の用途に適したものを選択して使えばよい。そういうごく当たり前の結論になります。
<2016/08/27追記>
Windows向けChromeアプリの提供は今後徐々に収束し、2018年には利用できなくなるようです。Chrome OSのみサポートされるようになる見込みです。
Google、Chromeブラウザー向けの「Chromeアプリ」の提供を2018年までに終了 -INTERNET Watch
Google、WindowsやMacの「Chromeアプリ」終了へ、Chrome OSのみに | マイナビニュース
現在Chromeアプリとして提供されているものも今後は使えなくなるはずなので、Windowsで利用するなら必然的にChrome拡張機能のみ、ということになりますね。
まとめ
というわけで、Chrome拡張とChromeアプリの違いについてご紹介しました。
仕組みに違いはありますが、必要だと思うものを選択して使えば問題ありません。
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