車で知らないところに出かけるときはナビはほぼ必須と言って良いでしょう。
スマホが普及した現在、車に取り付ける従来型のナビではなく、スマホの地図アプリをナビ代わりに使用している人は多いと思います。私もその一人です。
私はスマホのカーナビアプリとしてはメジャーだと思われる「Googleマップ」アプリや「Yahoo!カーナビ」アプリなんかを使っていました。
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ナビゲーション自体はこれで特に不足は感じていませんでしたが、Googleが作った純正アプリであるAndroid Autoの存在を知り、試してみることにしました。
今回はAndroid Autoアプリを使ってみた感想をご紹介したいと思います。
Android Autoアプリとは
Android Autoは、Googleからリリースされている、車の運転をサポートする機能に特化したアプリです。
具体的には、
- カーナビゲーション
- 音楽再生
- メッセージ送信
といったことができます。
どれもスマホなら当たり前の機能ばかりです。
じゃあこのAndroid Autoアプリの存在意義って何なの?と言うと、車の運転に必要な機能だけにあえて絞り込み、運転中にストレスなく安全に使えるようにUIや機能を改良されています。
それにより、「ドライブのお供アプリ」という地位を確固たるものにしようとしているんだと感じました。
Android Autoという名称から分かる通りAndroidアプリのみリリースされており、iPhoneアプリはリリースされていません。
Android Autoアプリの特徴
では、Android Autoを実際に使ってみた感想をご紹介したいと思います。
文字やアイコンのサイズが大きい
まずはこれでしょう。実際に画面を見てみるとひと目でわかります。
▼例えば設定画面。
どうですかこれ。文字、でかくないですか?まるでシニア向けのらくらくホンのようです(笑)。
もちろんこれはわざとです。
当たり前ですが、運転中にスマホを注視することは法律で禁止されています。なので、Android Autoアプリはスマホを車載ホルダーに固定した上で使う想定となっています。
やったことある人はわかると思いますが、この状態でスマホのアイコンやボタンをタップするのって意外と難しいんですよね。微妙にタップするポイントがずれて誤タップすることが結構あります。
そんなモヤモヤを解消するために、この大きいサイズの文字とアイコンなのです。原始的ですが、実際かなりタップしやすくなります。
ちなみに下に並んでいるアイコンは左から、終了ボタン、ナビ、電話、音楽再生になります。機能が絞り込まれているのが分かりますね。
ナビゲーション自体はGoogleマップとほとんど変わらない
一番よく使うであろうナビゲーション機能ですが、正直機能自体はGoogleマップアプリのそれとほとんど変わりません。
と言うのも、Googleマップアプリも、ナビゲーション時には情報量を減らして道順を見やすくしたり、交差点で自動拡大するといった「ナビゲーションとして便利な機能」というのが既に実現されているからです。
Android AutoとGoogleマップのナビゲーション時の画面を見比べてみます。
▼こちらがAndroid Autoの画面。
▼こちらがGoogleマップのナビゲーション。
比較といいつつ、大部分をモザイク処理してしまっていますが、全く同じ画面が表示されています。道順も同じです。
ただし、Android Autoのほうが、画面最下部に特大サイズのアイコンを表示しているせいで地図領域が狭くなってしまっています。
これはちょっと微妙だなあとは思いましたが、実際にナビゲーションを使ってみても特に気になりませんでした。
音声入力で操作できる
画面操作がしやすくなったとは言え、基本的に運転中に画面操作するのはおすすめできません。そこで活躍するのが音声入力ですね。
例えばAndroid Autoアプリを起動したスマホに向かって「OK, Google。近くのコンビニまで案内して」と話しかければ、即座に近くのコンビニをいくつかピックアップしてくれます。候補に挙がった店をタップすれば後はそこまで案内してくれます。
やってみると意外と便利です。もちろん音楽再生なんかも音声で指示できます。
ただこれ、一人で運転しているときならいいんですが、助手席に誰かいるときにこれを言うのは少し恥ずかしいと思うのは私だけでしょうか。。。
Android Autoに対応した車両(機器)じゃなくても使える
私は最初勘違いしていたのですが、Android Autoアプリに対応した車両やオーディオ機器を備えていなくても使えます。つまり、スマホだけあれば大丈夫ということです。
ただ、対応車両であれば、車両の大画面にAndroid Autoの画面を表示させることができたり、対応車両じゃなくてもBluetooth接続できる機器であれば、車のエンジンをかけると自動的にAndroid Autoアプリを起動させることができたりと、何かと便利です。
Android Auto対応車両じゃなくても、オプションや外付けで何らかのカーオーディオ機器は付いていることが多いと思うので、Bluetooth接続設定をしておくと何かと捗ると思いますよ。
まとめ
というわけで、Android Autoアプリを使ってみた感想をお届けしました。
運転中の「ながらスマホ」ほど危険なものはありません。車載ホルダーとこのAndroid Autoアプリで、あなたのドライブが安全で快適なものになります。ぜひ試してみてください。
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