車のカーオーディオをAndroid Auto対応のものに買い替えました。
以前はAndroid Auto対応のカーオーディオではなかったため、Android Autoはスマホ画面で利用していました。
Googleのカーナビアプリ「Android Auto」を使ってみた。車の運転に特化した機能とUIが特徴的
これでも十分使えるのですが、Android Auto対応カーオーディオだとより大画面になるのでさらに使いやすくなります。
使ってみた感想をレビューしたいと思います。
カーオーディオ「PVH-9300DVSZS」
今回買い替えたのはパイオニアの「99000-79BM7-000(PVH-9300DVSZS)」という機種になります。
型番からすると、FH-93000DVSのOEM製品のようです。
FH-9300DVS | AVメインユニット | カーナビ・カーAV(carrozzeria) | パイオニア株式会社
ちなみに現時点では下記の後継機種が発売されているようです。
この製品に、Android AutoアプリをインストールしたスマホをUSB接続すると、特に何もしなくても勝手にAndroid Autoの操作画面がディスプレイに映し出されます。
ちなみにあまりきちんと使っていませんが、本カーオーディオはAppleのCar Playにも対応しています。
iPhoneでもAndroid Autoと同じようなことができるということですね。
Android Auto対応カーオーディオを使ってみた感想
それでは実際に使ってみた感想を書いていきます。
7インチ画面なのでスマホより視認性が高い
▼スマホを接続した状態で車のエンジンをかけると、最初にこんな画面になります。
再生ボタンをタップしないと音楽再生が始まりません。ちょっとだけ面倒。
後述する音声入力でも再生はできますが、プレイリストやアーティスト名、アルバム名などを正確に言わないと思った通りの再生にならないのがちょっとねー。
最初にいきなり文句を書きましたが、7インチという大画面なのでスマホより見やすいです。カーオーディオとして設置しているので収まりもいいですし。
運転中に見るものなので、やはり視認性が高いというのは大きなメリットです。
音声入力が結構便利
「OK,Google」で始まる音声入力が結構使えます。
私がよく使うのは「~まで案内して」ですね。ベタですが。
逆にGoogle Homeなんかで使える質問系はほとんどダメです。「よくわかりません」「お役に立てそうにありません」という冷たい回答に終始します。
ちなみに私の車には音声入力用の小さなマイクをハンドル付近に設置しています。
「OK,Google」といえば80~90%くらいの割合で認識してくれます。車内がうるさいとダメなときもあります。
格安SIMの低速モードでもカーナビ機能は十分使える
Android Autoのカーナビ機能を使いたいがためにこのカーオーディオを選んだといっても過言ではありません。
ただし、大元はスマホのカーナビ機能なので、当然ながらネットワーク通信がないとナビ機能は使えません。
そこで私はメイン使いのスマホとは別に、Android Auto専用のスマホを準備しました。これに格安SIMをさして使っています。
ここでのポイントが「格安SIMは常に低速モードで使う」という点です。
大抵の格安SIMの場合、高速な通信速度が使えるモードと、128kbps程度が上限となる低速モードを備えているケースがほとんです。
そして低速モードの場合、パケット使用量がカウントされない仕様になっているはずです。
つまり、ナビゲーション機能をいくら使ってもパケット消費量が増えず、最低料金のまま使えるのです。
月に上限○GBまで、という契約ならパケット上限に達すると自動的に低速モードに切り替わりますが、私は段階的に増えるプランにしているので上限がないのです。
そのためこのように常時低速モードに変更して使っています。
じゃあ低速モードでナビはきちんと使えるのか?というと、、、全然問題なく使えます。多少リルートなどはもたつく感じもありますが、ほぼ気にならないレベルです。
ナビの精度はGoogleマップ準拠なのでこれも問題なし。
こうなるともう普通のカーナビは不要になりますね。
ネットワークが繋がらない地点でナビができないというのはデメリットになりますが、ほとんどの場合は問題なく使えるでしょう。
格安SIMの低速モードだとちょっともたつくけどGoogle Play Musicも使える
カーオーディオというくらいなので音楽も当然聞けます。
Amazon MusicやSpotifyなどが選べますが、私はGoogle Play Musicを利用しています。
クラウドに保存しているのでストリーミング再生になるはず(ダウンロード再生かもしれません)です。
前述の通り、格安SIMの低速モードで運用しているのできちんとストリーミングできるのか心配でしたが、曲の最初に数秒タイムラグは発生するものの、再生が始まれば途切れることなく音楽が再生されました。
これも十分使えると思います。
タイムラグが気になるなら、あらかじめスマホに曲をコピーしておけばネットワーク通信を介さずに再生されるので速いです。
Android Autoでは動画視聴はできない
せっかくの大画面なので動画視聴したいと思う人もいるかもしれませんが、Android Autoには動画を再生する機能はありません。
カーオーディオ(PVH-9300DVSZS)自体にはDVDやUSBメモリの動画再生に対応しているので、そちらで視聴する形になります。
運転中の安全優先だからだとは思いますが、これはちょっと残念ですね。
YouTubeやAmazonプライム・ビデオ、AbemaTVなんかの再生に対応してくれるとありがたいのですが。
まとめ
というわけで、Android Auto対応カーオーディオを使ってみた感想でした。
なんだかんだ大画面でナビが見れるというのはやはり良いです。遠出するときに心強いですね。
あと、なんといっても本体価格が安いのは魅力的です。
一般的なそれなりのカーナビ機種だと10万円とか普通に超えちゃいますが、私の機種だと4~5万円くらいで購入できます。この価格差は大きいですよね。
それでいて常に最新地図でナビゲーションできるなら、、、もうこれで良いじゃん!って思えるはずです。
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